CD『東洋の哲学と現代科学 〜新しい世界像を求めて〜』
第二部 (2009年3月22日 福岡特別講演会)
世界を二分する大戦争を二度経験した20世紀は、実に科学技術の世紀であったといえます。
物質の究極や宇宙の果て、生命の神秘への飽くなき関心から、
自然科学は驚くべき発展を遂げ、それらは社会を変えたばかりか、
私たちの世界観にまで変革を迫りました。
しかしその一方で東洋の文化圏には、
それとは異なる方法論により受け継がれてきた知識の体系があります。
彼らは気功、ヨーガ、瞑想などにより意識を拡大・深化させ、
変転してやまない物質世界の究極が、
実はもっと精妙ななにかであることを見てとりました。
これら二つの科学と世界観は、最終的に一つの真理を記述するのでしょうか。
それとも、決して交わることのない、別々の科学であり、哲学なのでしょうか。
現代科学の教える最新の宇宙・生命観について語ると同時に、
太古の東洋哲学との接点を探ります。
第一部講演後に行われた、質疑応答を収録。
<質疑応答>
- 瞑想者の心の状態について
- マハーバーラタの大戦争と物理学者ロバート・オッペンハイマー ほか
(収録時間:1時間25分)