CD『愛について ─ヴェーダ(生命科学)の視点から─』
第一部(2007年9月15日 東京特別講演会)
別々に見えるものが実は一つであることに気づく心の作用を、私たちは愛と呼びます。
生命の、この本来的な姿を思い出すことが愛の本質であり、
実はこの自然界そのものが、一つの愛の顕れです。
原子たちの間には、互いに調和的に引き合う力があって、一つの分子を構成します。
分子は集合して細胞となり、細胞もまたそれぞれに協調し、互いを生かし合っています。
極微の原子から個々の生命が成り立ち、全体として生きている地球、躍動する銀河にいたるまで、宇宙を一個の分かちがたい生命とするもの。それが愛にほかなりません。
人生は、そうした生命の本質を学ぶ、体験の場です。
愛の対象、自己と同一であったと気づく対象を徐々に広げる、修養の場です。
その対象が人を超え、自然を超え、遂に神にまで至ったとき、
人は、愛する者と愛される者、そして愛そのものが一つであったことに気づきます。
『ダルマ(法)』に続き、ヴェーダ科学の視点から、『愛』の秘密を解き明かします。
(収録時間:103分33秒 CD2枚組)