青山圭秀の月例セミナー詳細
月例セミナーは、月に一回、祝・休日を中心に、13:15〜16:45の時間帯で開催しています。
ご自身の目標により速やかに近づくため、定期的に参加されることをお勧めいたします。
<プレマ倶楽部>会員様だけではなく、一般の方もご参加いただけます。
<プレマ・セミナー>
広島の高校を卒業して東京に出てきた私は、当時カトリックであったので、自然と四谷のイグナチオ教会に通うようになっていた。この教会の入り口には、昔も今も売店がある。カトリック関係の書籍や聖具が売られているが、遠藤周作と三浦朱門の対談は、そこで買った雑誌で見つけた。
「この本に書かれていることが事実だとしたら、私たちカトリックは世界観の大幅な変更を余儀なくされることになる」
遠藤周作の言う「この本」というのが、『あるヨギの自叙伝』だった。当然、教会の売店にも、近くのカトリック書店にも売ってはおらず、私はこれを渋谷の大盛堂書店で買い求めるや、読み耽ることになる。(これがそのまま“青春の愛読書”になるとは当初、思いもよらなかったのであるが、
人にせよ、本にせよ、出会いというのはそういうものだ。)
後に『理性のゆらぎ』を書き、遠藤周作と対談することになったが、彼はまさに、「世界観を大幅に変更」していた。つまり、カトリックの信仰の範囲内では、この世界が到底解釈しきれないものであることを、すでによく理解していたのである。
この本の内容は、遠藤が「ここに書かれていることが事実だとしたら」と前置きするほど、奇跡・奇跡の連続だ。いくらなんでも、本当? と、当時は私も思った。が、歳をとり、多少の経験や思索を重ねた今、私は断言してもよい。このような内容を、作り話で次々書くことなど、決してできない。
月に一度の<プレマ・セミナー>で長年続けてきた【バガヴァッド・ギーター】の解説は、ちょうど第六章『瞑想のヨーガ』を終え、一つの区切りがついた。 そこでいろいろ考えた末、2015年冒頭からは『あるヨギの自叙伝』を解説したいと思うに至った。単なる物語ではない、そこにはヴェーダの叡知が散りばめられている。昔、自分はどうやってこんなものを解釈していたのだろうと思うほど、あまりに多くの、深いものが含まれていてつくづく驚きを禁じ得ないが、それらをご一緒に読み解いていきたいと思っている。
<瞑想くらぶ>
<プレマ・セミナー>の後、休憩をはさんで開催いたします。
まず、全員で30分程の瞑想を行います。
瞑想は椅子に座って行いますので、リラックスした服装でお越しください。瞑想の方法について最初に簡単な説明がありますので、瞑想がまったくはじめての方にも、安心してご参加いただけます。
すでに瞑想を習われた皆さんは、基本的にはお一人で瞑想をすることができますが、きわめて精妙な意識の作用である瞑想においては、さまざまな状態が訪れてきます。ともすれば瞑想がうまくいっていないような感覚があるとき、<瞑想くらぶ>でご一緒に行なうことで、ふたたび、瞑想の体験が軌道に乗ったということがしばしばみられます。
その後の質疑応答では、日々の瞑想や生活で経験した変化や湧いてきた疑問点、その日の<プレマ・セミナー>の内容など、様々なご質問に青山圭秀がお答えします。
<聖書会>
あるとき徴税人のマタイが収税所に座っていたところ、イエスがこれを見て言われました。
『わたしに従いなさい』
この一言で、マタイは何もかもを捨てて立ち上がり、イエスに従ったと記されています。
当時徴税人は、ローマの手先として同胞から税を取り立てる、いわば裏切り者・罪人と考えられていました。人びとから蔑まれていたマタイは、逆に苦しむ人の心、弱い者の心が手にとるように分かったのでしょう、その手によるイエス伝は、4福音書のなかでも最も分かりやすく、興味深いものとなりました。
この『マタイによる福音書』を、ときにはユダヤ的伝統の立場から、ときには東洋的、ヴェーダ的解釈を織りまぜながら解説し、より広い世界観の構築を目指します。はじめて参加される方にも分かりやすくお話しします。
2006年7月の<プレマ・セミナー>より『ヨハネによる福音書』、2010年4月の<木曜くらぶ>より『マタイによる福音書』と、新約聖書の解説を行うセミナーを8年以上継続して参りました。
2015年3月に『マタイ―』の解説が終了いたしました。これをもちまして<聖書会><祈りの会>はひとまずお休みさせていただきます。
<祈りの会>
<聖書会>の後に、休憩をはさんで開催いたします。
約30分間、ご一緒に究極の祈りである瞑想を楽しみましょう。
その後、<聖書会>での話の内容、日常の生活や時事トピック、瞑想についてなどのご質問をお受けします。
また、その都度青山圭秀が用意した聖者の言葉や、折々の祈りの言葉を解説します。
※<聖書会>同様、<祈りの会>もひとまずお休みさせていただいております。