腕輪2


モノを物質化してほしい、奇跡を体験したい、
そんなことを思っている間は、それはないだろうと頭では分かっていても、
実際にそうした執着が薄れてくるのに二年ほどもかかった。
初めてサイババに腕輪を物質化して与えられたのは、その頃である。
サイババに呼ばれてインタビュールームに入っていた私は、
そのとき、健康について祈っていた。
サイババは私を呼び、何が欲しいのかと問うた。
そのときまで健康について考えていたのに、
私はとっさに
「真理(サティア、サイババのことでもある)が……欲しいのです」などと言った。
するとサイババの手が、あの独特の動きを始め、
次の瞬間、金色に光る物品が目の前に現れた。
いわゆる「バングル」と呼ばれるかたちの腕輪で、
時計をする側の手につけるのだと思った私は、左手を差し出したが、
サイババは「右手だ」と言った。
サイババがこのような腕輪を物質化するときは、
その人の健康のためだと後に聞き、不思議な感興を抱いたが、
しかしとにかく、それはほんのわずかの時間の間に起き、
今でも夢だったような感覚すら残る、そんな出来事だった。
ところで……


12月14日、インドで壮大なホーマ(炎の儀式)を捧げます。
その際、炎に入れて神々に捧げる手紙を託したい方は、
私がお持ちしますので、
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〒158-0083
東京都世田谷区奥沢 5-41-12-3F
株式会社ライトフィールド
「神々への手紙」在中


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