旅日記4


12月13日ー2
聖サバリ山に巡礼する者は、地元で予め与っておかなければならない儀式がある。
マーラと呼ばれる数珠を二連、首につけ、以後、彼は巡礼から戻るまで、
菜食で、髭を剃らず、サンダルを履くことができない。
この日の朝、ホテルの朝食には美味しそうな肉や魚、卵が出たが、
私はそれらを食べることができなかった。
聖トマスの丘を下り、
儀式の場所となる寺院に着くと、私は素早く黒いドーティを巻かれ、
額や腕、胸にヴィブーティと白檀の線を引き、まるで僧侶のような出で立ちとなった。
実際、聖サバリ山に登る人びとは、「スワミ」と呼ばれる。
儀式において私は二本のマーラを首にいただき、
ますます僧侶のようになった。
それにしても、昨年は一人で与ったこの儀式に、
今年は皆さんが一緒に与っていただき、
後にやってくるであろう厳しい旅の覚悟ができた……


……と私は思っていた。
【事務局より】
青山先生が聖サバリ山に登り、アイヤッパ神に捧げてきたギーと、
ムルガ神の本山ともいえる
パラニ山から持ち帰りましたパンチャームリタ(5種類の甘み)を、
17日の<プレマ・セミナー>と<瞑想くらぶ>の間の時間に、
お分けしたいと思っております。
また、アイヤッパ神に捧げたお米を、
その後のアイヤッパ倶楽部でお配りしたいと思います。


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