パリハーラムに関係して、今から日本を離れなければならない。
最初に行くのはパリであるが、
日本やインド以外の国で儀式や慈善を行なうことが、最初は不思議に感じられた。
しかしよく考えてみれば、われわれはそれぞれさまざまな国に生まれているのであり、
ご縁に応じて、それぞれの地、さまざまな寺院で儀式その他を行なうことになる。
今回の人生でわれわれが日本に生まれたということは、
神道や仏教と何らかの関わりがあることを意味している。
あるとき、「聖徳太子展」にさる能力者とご一緒しようとしたところ、
この方はしきりと、頭をすっかり剃って、赤い袴を着た子どもが見えると言っていた。
そのような子どもの聖徳太子のご像があって、
なんと会場に入ってすぐのところにおられたのだった。
その子どもの聖徳太子がこう言われたという。
「日本の伝統についてもっと研究し、表現しなさい」
もちろん、私には少しも聞こえなかったが……。
こうして、秋の巡礼旅行がますます楽しみになってくるが、
その理由は他にもいくつかある。
最初に訪れる伊勢神宮は、通常……
神殿の中まで入ることが許されない。
しかし今回、関係者のご努力で、
中に入って祝詞を上げていただけるようになりそうだ。
実現すれば、誰にとっても得難い体験になると思われる。
また、現在の情勢では、
『大いなる生命と心のたび』史上最少人数の旅行になりそうで、
ごく少数の人たちと4日間、密度の濃い時間を過ごすことになりそうだ。
いずれにしても、今から日本を発ち、
これからの日本の行く末を祈り、瞑想して、9月14日に帰国する。
★秋の巡礼ツアーで訪れる高野山の写真をご覧ください
<プレマ倶楽部>会員様からお寄せいただいた画像です★
根本大塔(こんぽんだいとう)
引法大使は高野山開創にあたり、
真言密教の根本道場として大塔を建立されました
内陣には中央にご本尊の胎蔵大日如来、四方に金剛界の四仏、
周囲16本の柱には十六大菩薩が、四隅の壁には密教を伝えた八祖(はっそ)像が描かれ、
堂内そのものが立体の曼荼羅として構成されています
高野山真言宗 総本山金剛峯寺(こんごうぶじ)・
蟠龍庭(ばんりゅうてい)
広さ2,340?に及ぶ日本最大の石庭
雲海の中で雄雌一対の龍が奥殿を守っている姿を表現しています
石は四国の霊石、雲海には京の白川砂が使われています
福智院
800余年に渡る歴史を積み重ねてきた
高野山最大の宿坊“福智院”に宿泊します
高野山で唯一の天然温泉に入れる宿坊です
愛染庭(あいぜんてい)
ご本尊“愛染明王”の名を冠したお庭
福智院では、それぞれに趣の異なる3つの庭園が愉しめます
写経体験教室
古くは平安時代のころから始められたといわれている
“写経”や“写仏”へもご参加いただけます
精進料理のお膳・夕食
一品一品、丹精込められ料理された
福智院が誇る精進料理のフルコース
精進料理のお膳・朝食
早朝の勤行(読経や法話)のあとには
心身にやさしい朝食が待っています