旅日記14


4月13日(三日目)-3
かつてサイババ襲撃事件などという信じられないことがあったり、
インド国内のさまざまなテロのおかげで、
特にプッタパルティはダルシャン会場に入るときの規則が厳しい。
昔なら、サイババを待つ間に講話集などを読んでいられたが、
現在は本の持ち込みは禁止だし、
水も持って入れない。
かつてダルシャンに並ぶとなれば、私は必ず油性のサインペンを持っていた。
機会があれば、本や写真にサインをしていただくためだ。
そうしてサイババの名前の入った『理性のゆらぎ』や『アガスティアの葉』は、
まったく仮にであるが、
私に子孫ができるなどという事態に至ればわが家の家宝となるであろうし、
サイババのサイン入りの写真が実際に奇跡を生んだこともある。
しかし今は、サインをいただくことができない。
ペンの持ち込みが禁止されているからだ。
人類の歴史上……


聖者や、化身にお目にかかるのに
ボディ・チェックが必要な時代が、かつてあっただろうか。
まさにカリ・ユガ(暗黒の時代)である。
ことほど左様に、さまざま注意する点があるので、
昼食後、ダルシャンの列に並ぶ前に全員で宿舎の前に集まっていただいた。
高井

荷物を置いて、ダルシャンに行くぞ!!


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