聖灰


3週間の旅から帰ってみると、日本は華やかなGW、
あまりの落差になかなか適応できなかった。
【バガヴァッド・ギーター】の解説も明日は二カ月ぶりで、
久しぶりにテキストを見、何を話そうかと思うと、
一つひとつの詩節が新鮮だ。
ところで、巡礼をご一緒した皆さんがお帰りになった後、私はインドに残り、
かずかず儀式を行ない、施設を訪れた。
お預かりしたサイババへの手紙は、
皆さまと一緒の旅行中にはおとりいただく機会がまったくなかったため、
昨年建てたガネーシャ寺院でのホーマ(聖火)の儀式にお捧げした。
また、皆さまからお預かりしたご寄付は、主に障害を持つ子供たちの孤児院と、
身寄りのない老人ホームの施設の一部となった。
お寄せいただいたペンと鉛筆、お菓子類も、
貧しい子供たちとその先生方、また一部は、
こうした活動を手伝ってくれたボランティアの人たちに手渡すことができた。
そのようにしながら、インド最南端に近い聖地クットララムまで移動していたところ、
サイババがコダイカナルに入られたというニュースに接したので、
急遽、私もコダイカナルに移動した。
朝、3時にサイババの夢を見て目覚めた私は、
やおら手紙をしたため始めた。
こうして書いた手紙は、サイババに直接受け取っていただき、
神聖灰ヴィブーティまでいただくこととなった。
このときおとりいただいた手紙は手書きであったので、
正確な文面は残っていないが……


今回の旅に参加した皆さんへの祝福を願い、
また、ホーマ(火の儀式)にお捧げした日本からの手紙をお読みいただくとともに、私たち皆の願いを聞き届けてくださるようにという内容だった。
巡礼の様子は、これからブログにご紹介することにして、
とりあえず明日の<木曜くらぶ>では、
いただいたヴィブーティを皆さんにお分けしたい。
また、【バガヴァッド・ギーター】のハートといわれる第二章のなかでも
もっとも重要な部分、
すなわちわれわれを楽しませてやまない五感と、意識の深化についての、
クリシュナの見解を解説し、
後半では今回の巡礼旅行中の傑作写真集を紹介・解説する。


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