予定


現存する地上のほとんどの文化において、
天界にはさまざまな神々がおられることが想定されている。
いえいえ、私たちの宗教は一神教ですという方もいると思うが、
それでも、その神の元にはたくさんの天使がいる。
ヒンドゥイズムにおいても、至高神が存在し、
そのもとにさまざまな神々が働いておられるという言い方をするので、
結局は同じことだ。
人間が多数存在し、国を形成すれば、そのなかに君主が生まれるように、
神々が多数存在し、国を形成すれば、そのなかに王が生まれる。
この神々の王をヒンドゥイズムではインドラと呼び、
当然に尊ばれている。
世界最古の叙事詩の一つ『マハーバーラタ』によれば、
あるとき、この神々の王インドラは、不思議なマントラによって呼び出され、
王妃の胎に宿った。
こうして、地上最強の戦士アルジュナが誕生した。
アルジュナの人生は、しかしさまざまな苦難に彩られ、
ついに彼は戦争に巻きこまれる。
開戦を目前に控えてなお、彼は戦うべきか戦わざるべきかに悩み、
「神の」化身クリシュナに相談するのである。
そのとき、クリシュナが道を説く様子が、
東洋の聖書【バガヴァッド・ギーター】であるが、
それは18章もの章立てから成る。
そのなかでもハートと呼ばれる第二章の、しかももっとも大事な部分、
クリシュナの教えのすべてが集約されていると言ってよい詩節に、
11日の<木曜くらぶ>で到達する。
また、14日の【ヨハネによる福音書】は、
いよいよエルサレムに入城し、最後の晩餐に向かうイエスを描く。
奇しくも年末、両方のセミナーがハイライトを迎えようとするのは、
単なる偶然だろうか。
ところで……


会員の皆さんのためのあるものを持ち帰る目的で、
16日からインドに行ってきます。
インドでは、聖地にて、会員の皆さんのための儀式を挙行します。
帰国後、27、28日は今年最後の<Art1>、
インドから持ち帰ったものは28日講座終了後にお渡しする予定で、
その後、同会場で忘年会を予定しています。
すべて、インドから無事に帰って来られた場合の“予定”ですが、
前回大混乱に陥った因縁の大クイズ大会も開催される予定ですので、
初めての方もリベンジの方も、
奮ってご参加ください。


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