死者が蘇るという例は、われわれの日常生活のなかにもないわけではない。
医師の診断として、確かに亡くなったとされた人が、
葬儀の最中、棺桶のなかで苦しみ始め、結局出てきたという、
笑えない話が実際にある。
そうした場合、患者は仮死状態、または臨死状態にあり、
これが蘇生してきたと考えるのが今日では一般的だ。
イエスがラザロを蘇らせたのは、亡くなって4日も経っており、
すでに腐敗が始まっていたというから、
その場合には当てはまらないだろう。
同様に、そうした場合に当てはまりそうもない事例が、
他の聖者においてもあり得る。
たとえば、サティア・サイババに関連して……
サイババが死者を蘇らせたと考えられる事例が、いくつか報告されている。
それらは個々に異なったケースなので、
実際にそうしたことがあったのかどうか、
8日のセミナーの際に解説してみたいと思っている。