旅日記35


7月11日-5
最後の豪華な夕食を、チェンナイ市内のホテルでいただいた。
あれだけ一生懸命準備をしたが、
それでもさまざまな不具合があった。
インドの旅だから、それはある程度仕方がないのかもしれない。
しかし、たくさんの人たちのご協力と、それ以上に、
真理に近づきたい、神を知りたいという皆さんの心が、
それらをはるかに凌駕したとしか、言いようがない。
そのおかげで、旅はこれ以上ないほどのものとなり、
思い残すことは一つもなかった。
そのとき、食事をしながら、
一人の参加者の方がこう言ったのを私は忘れない。
「ねえねえ、今度はサイババのところへ行こうよぉ」
サティア・サイババ。
インドに行く限り、いつも、
どんなことをしてでもお目にかかりたい方である。
そう思いながら、私は皆さんをチェンナイの空港で見送った。
ただ、このとき……
見送り3

抱えきれない思い出を胸に
インドを発つ一行

見送り4

添乗員の大塚さんと


皆さんと一緒に、どれほど私が日本に帰りたかったか。
それは誰にも想像できなかったに違いない。
見送り

お疲れさまでした


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