7月9日-4
最近、こうしたわれわれの活動が知られてきているのか、
私のところへも突然、手紙が届けられたりするようになった。
ストーカー……ではなく、依頼の手紙である。
AN APPEAL お願い
『……申請者は、全インド選抜試験により薬学科○○○課程に抜擢され、
現在○○大学3年次に学んでいます。
彼女が支払うべき年間授業料は40万ルピー(約100万円)です。
銀行より、15万ルピー(約40万円)の
教育ローンを取り付けることができました。
心ある方からの援助をお願いします。』
英語を訳したのではない。
このような日本文で、寄付の依頼をしてきたものだ。
それにしても……
インドの薬学部の年間授業料が日本円で約100万とは、驚いてしまいますね。
工学系、医学系はもっと高いのかもしれません。
経済成長が著しいので、所得も増えている代わりに、
こうした費用もまた、急激にインフレを起こしているのでしょう。
たとえばこのような人に奨学金を贈ってしまえば、
今回の予算をすべて使ってしまうことになるのでそれはやめ、
今回は15人の学生たちに、皆さまからの奨学金を贈らせていただきました。
皆さまからのお金は、合わせて70万円にもなりました。
ご協力いただいた皆さまに、この場を借りて心より感謝いたします。