五輪 15


今回、「ブラッドバリーの奇跡」ほどではないにしても、
しかし似たようなことが陸上で起きた。
男子400メートルリレー。
オリンピックの最後を飾る花の一つだ。
優勝候補筆頭はもちろん、アメリカ。
次いで、メダル常連のイギリス、ウサイン・ボルトを擁するジャマイカ、
アテネ銅メダルのナイジェリア等が続く。
ところが、予選の段階でアメリカはバトンを落とし、
イギリス、ナイジェリアもバトンミスで失格。
結局、前回のメダル3チームは決勝に出られず、日本は銅メダルを得た。
日本男子陸上短距離で初の快挙! 
それは、いくつもの偶然が重ならなくしてはあり得なかった。
が、3位は3位だ。
泣いて喜ぶ選手たちの姿を見ていると、
36歳になってなお、夢を追い続けた朝原選手ら、
不屈の精神力がこれを呼びこんだとしか言いようがない。
まさにオリンピックである。
ところで……


旅日記を掲載する前に、2、3オリンピックについての話題を……
などと思って半月、私のほうもなんとか不屈の精神力で態勢を建て直し、
明日から旅日記を掲載したいと思います。


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