初めてインドに行こうという皆さんは、
大きな期待と、多少の不安がおありのことと思う。
その状態であれこれ思索し、祈りながら行くのがよいのかもしれないけれど、
余計な不安はやはりないほうがよいので、
多少のご案内をこの欄で書いていこうと思う。
それは将来、インドに行ってみたいと思う人たちのためにも、
まったく無駄ではないだろう。
まず、インドといってわれわれ日本人が思うのは、
“暑い”ということかもしれない。
ところが、一口にインドといっても広大で、
場所によって気候も風土も随分異なる。
たとえば、「インド人のクロンボ」という言葉が昔あって、
インド人はみんな真っ黒な肌をしているとわれわれは思うが、
必ずしもそうではない。
同じインド人でも、地域によって、個人によって、
肌の黒い方、浅黒い方、
そしてなんと、白人に見紛うばかりに真っ白な方もおられる。
今回われわれが行く南インドは、
インドのなかでも緑豊かで、自然の豊富なエリアだ。
日本でもっとも暑いのは7、8月なので、
インドの7月といえばどんな灼熱地獄が待っているのかと
想像している方もおられるかもしれないが、
その皆さんにとっては期待外れとなるかもしれない。
インドでは一番暑いのはおおむね4、5月で、
われわれが行く7月ともなれば、はや“秋”である。
とはいえ、ベースが常夏なので、秋でも涼しくはないが、
バスのなか、ホテルは基本的に冷房が効いているので、私はむしろ、
期待していたほど暑くなかったとガッカリされる方が出るのではなかろうかと、
そちらのほうを心配しているくらいである。
寒暖の感覚は人によって大いに違うが、総じて……
・国際線は寒いことが多いので、暖かくして乗る。
・インドでは直射日光を避けたほうがよいが、それほど心配はいらない。
・ホテルでは冷房を入れると冷えすぎることがあるので、寝る前に消す。
・ホテル全体に冷房が効いていて、部屋の冷房はいらないことすらある。
こんな感じかと思われます。
ところで、私のエッセイと共に背後霊のごとく復活されたイスカーナ・ヤマトさん、
実は今年もネパール支援チャリティ講演を計画しています。
9月13日(土)、広島(計画中)ですので、
決まったらまたホームページ等で皆さまにご報告いいたします。