ヤマトさんがコメントのなかで言われるように、
水が、どの民族にとっても神聖な存在であることは間違いない。
かつて東北地方に住むある霊能者(と呼ぶのは失礼かもしれないが)に
ルルドの水を見せたとき、即、
「これは……マリア様の水ですね」
と言われたのが印象的だった。
彼女は、私がルルドに行ったなどということも、
そもそも作家であることも知らなかった。
その水には、水の精がおり、
日本に来ることができて、日本の水の精たちと交わることができるのを
とても喜んでおられますよと言われたときには、
水の精と心が触れたようで、嬉しかった。
インドの聖典を読んでいると……
ときどき美しい水の精が登場し、
悪戯をしたり、または献身的な行為をすることで、
人類の歴史に影響を及ぼすことがある。
毎月一度、解説している【バガヴァッド・ギーター】のなかでも、
こうした妖精や神々が登場してくるが、
彼や彼女らが実在することを、
どのようにしたら皆さんに説明できるかと思うことがある。
実際、もしルルドの水が単なる水素と酸素の化合物であったなら、
なぜ、化学的にまったく何の変哲もない水が、
あれほどの治癒を起こし続けることが可能だろうか。
それはおそらく、説明できないが、
体験するしかないことかもしれない。