今年、『ピースウォール広島2007』という試みがあった。
「世界各国の大使、大統領、市長、俳優、作家など要人、著名人100名から寄せられた平和のメッセージと、絵画、写真、陶工芸のアーティスト、俳句短歌の作家など、250点あまりを巨大なパネルにして展示するイベントです」(主催者説明文より)
平和への言葉は多方面から寄せられており、
私たちもよく名前を知らない国の大統領や大使、政治家に加え、
懐かしいアラン・ドロンという名前も見られる。
私になぜ依頼が来たのかはまったく分からないが、
広島(県)出身の作家だからだろうか。
ところで、私が寄せた文は、次のようだった。
『真理は一つ、
表現としての宗教はさまざまであることを理解しなければ、
人類に平和はありません』
これは、私が考え出したものでは、もちろんない。
もともと、ヴェーダの考え方の基本であり、また……
アムステルダムから日本の秋田、メジュゴリエへと、連綿とご出現になった
聖母マリアのメッセージからアレンジした。
聖母は言われる。
『どの宗教も、同じように尊いものです』
『どの宗教の人も同じように愛さないならば、
あなた方はキリスト教徒ですらありません』
ピースウォール広島2007は、
今年8月3日から5日、
基町クレドPacela「ふれあい広場」で開催される予定であったが、
台風のため一日ずれて、8月4日から6日となった。
8月6日にかかるようにしなさいと、
自然界がいわれたようにも感じられた。