先日、スペイン・ポルトガルを旅したとき、
聖地ガラバンダルに行った。
1960年代、数年にわたり、聖母マリアがご出現になり、
人類の未来についての衝撃的な予言を残された場所であるが、
ルルドやファティマと違って、可愛いホテルも、土産物屋もない。
丘の上に、ただ松の木があるだけ……。
最寄りの街からバスで5時間、6時間もかかった挙げ句、
そのような“聖地”にお連れして大丈夫かと私は大いに懸念したのであるが、
そこでロザリオを祈り、瞑想したその体験が、
今回の旅行のなかでももっとも素晴らしい体験だったと、
多くの方が言ってくださった。
そしてそのとき、不思議なことが起きた……
それ以降、お酒を飲む気がしなくなったという方が現れたのである。
お酒と深いご縁にあったその方は、
突然そのようなことになって最初当惑しておられたが、
今ではその状態を最大限楽しんでおられる。
そして、肝臓、その他の臓器の機能を示す数値は、きわめて改善しつつある。
明らかにあのとき、体内でソーマが生産された。
とっておきの、聖書やヴェーダの話を聞きながら何時間も旅し、
そうして実際に聖母マリアのご出現になった聖地で祈り、瞑想をし、
彼のなかには普段よりはるかに多くのソーマがいちどきに生産され、
もう、外界の粗雑なアルコールになど興味がなくなった。
それが最も合理的な解釈であり、また事実であろうと私には思われる。