ダルマ1


茶髪で、バラエティ番組に出て空騒ぎしているだけのように見えたこの人。
大阪府知事選の際、「絶対出ません。2万%ない!」と、断言していたのに、
その翌日には一転、知事選出馬を表明し、当選を果たした。
こんなチャラチャラした男が当選するとは……と思って見ていたが、
実際に打ち出してくる政策は結構骨太で、しかも実行力と固い意志が見てとれたので、
私は内心、にわかに「橋下徹」を好きになった。
世間の人が、特に政治家が本音を言えないし、言わないのに、
思ったことをそのまま言っているように見えて、小気味よかったのである。

今年、長年訴えてきた『大阪都構想』を住民投票で否決され、
その日のうちに政界引退を表明したことは記憶に新しい。
「(結果を)大変重く受け止める。僕が提案した都構想が受け入れられなかった。
 やっぱり間違っていたということになるんでしょうね」
と語り、二度と政界に復帰はしない、都構想は諦めると言ったことに、
私は、潔い、というより、潔すぎると感じたものだ。
しかし、昨日(8月28日)の記者会見では
「僕の次のメンバーの維新がやるというのなら、いいじゃないか。
 維新が都構想を訴えていくのは、十分合理性がある」と一転。
それどころか、彼は27日……

「今、党が割れるようなことはしない」
「僕と松井知事は、大阪、関西の地方政治に集中する」
と言っていたのに、翌28日には自ら維新の党を割って出、
今後は国政に関わっていく意向を堂々、表明したのであった。


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