久々にブログを書いてみたはいいものの、
それをどうやって掲載するのか、すっかり忘れていたので、
朝6時を過ぎるのを待ってスタッフのMに電話した。
彼女は毎朝8時過ぎ(ときには近隣の神社を参拝してから)出社し、
一日淡々と仕事をするという、働き者の人材だ。
「ブログを書いたんだが……」
「そうですか」
「どうかな、皆さんは喜んでくれるかな」
「そうですね、間が開きましたから、皆さん、見てないと思いますが……」
(う……)
私は、一瞬絶句しかけた。しかしMの言うことも確かにもっともなので、
なんとか気をとりなおして言った。
「それはそうかもしれないが、それでも書いたほうがいいよな」
「はい、書かないよりは……」
「それで……、掲載する方法が分からないんだが……」
「ああ……そういえば、この前サーバーが衣替えしたとき、
パスワードも変えたんですよね」
「なに、そんな話は聞いてないが」
「ああ、先生がブログを更新するとは、誰も思いませんでしたからね……」
(……)
たしかに、そのとおりですとしか言いようがない。
長く【バガヴァッド・ギーター】の解説をしたが、そのなかで一貫して流れる思想は……
こころを騒がすことなく、惑わすことなく、淡々と自分のダルマを果たす、
それが相対世界における進化の秘訣であるということだ。
ところが、われわれはいつも、なにがあっても心騒がせ、心惑い、
心が一定でいることはない。
進化の途上において、それはやむを得ないのであるが、
しかし私のスタッフのなかにすら、
こうして何があっても、どんなときも“平静”にしている者がいる!
そう考え(そう考えることにして)私はなんとか自らの心の平静を取り戻し、
一日の仕事に戻っていったのであった。
もう少しでコメント掲載の仕方を忘れるところでした。。。
私も、コメント投稿の仕方がこれでよかったのかどうか確認中です。スタッフのMさんには座布団を一枚、お送りしたところです。
このコメント面白すぎ
Mさん、さすがです。「Mの泉」を掘り当てるのも、間近かと思われます。スタッフとして、大切にしてさしあげてください。