26、27日と都内の大学で「国際生命情報科学会」が行なわれた。現在の西洋科学では理解できないが、しかし厳然として存在する生命と意識に関する現象を、ただ神秘だというだけでなく科学的に検討・究明しようという学会である。現在、世界10カ国に会員を有し、8カ国に情報センターを持っている。
初日の午後は、シンポジウム『経絡・経穴に実体はあるか?』が行なわれた。
経穴とは、中国医学のいういわゆるツボであり、経絡はそれらを結び合わせる経路であると説明される。数千年も前からある概念だが、その実体は今日もなお、科学的に充分解明されたとはいえない。
ところが、経絡と経穴には、これに相当する解剖学的実体があるし、実際にそれを検出・分析したと主張してきた韓国の学者グループがいる。
彼らのなかの指導的な学者を迎え、いや、それらは機能として存在するだけで、対応する組織があるわけではないとする日本の学者、さらに経絡・経穴という概念は幻想にすぎないとまで言い切る学者を交え、喧々諤々の議論になった。
青山圭秀
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