聖夜 5


 クリスマスの今日、日本中の人が特別な食事や行事によって、この日を祝う。もちろん、私にとっても心楽しい日だ。しかしこの日が来る度に、その過ごし方にやや戸惑いを感じるのは、私だけだろうか。
 かつてサイババは、自らの誕生日に次のような言葉を述べた。
『私は、暦のなかのある特定の日を、特に私の誕生日だとは思いません。
 皆さんが祝うその日は、もしありきたりの祭りとして祝うのであれば、他の日と何ら変わりはありません。なぜなら、私は、皆さんの心に神性が開花する日を、皆さんの内にいる私の誕生日と考えるからです。
 私の人生は、私のメッセージであり、私のメッセージは愛です。
 個人の平安であれ、国家の平和であれ、愛のみによってそれらは現実のものとなります。
 皆さんが私のメッセージに耳を傾け、愛を実践し、自らの内なる神性に気づいた日、その日こそが皆さんにとっての私の誕生日なのです』


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