宇宙 3


 われわれの住む太陽系には、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星と、9つの惑星がある。その中心にある太陽は、自ら光り輝く恒星であるが、われわれの住む銀河系には、こうした太陽のような星が1000億ほどあると考えられている。
 1000億! この数字がどのようなものであるかを想像するために、今、キリストが弟子の一人に、銀河系内の恒星の数を数えていくように指示したとする。
 「一秒に一個数えていって、終わったら私に報告しなさい」
 そう言われた弟子は、やや不安に思う。ずい分たくさんありそうだ。今年中に数え終えることができるだろうか……。ともあれ、最初の一個から数え始め、そうして1時間で3600個、一日で8万6400個を数えることができた。食事も、風呂も諦めてこの調子で一カ月続けた彼は、実に259万2000個を数え上げる。一年で3110万4000個。


カテゴリー: 医学・科学 パーマリンク

コメントを残す