昨年、みんなで息を呑んだベタランの大鍾乳洞。今年はそれに、ベタランの教会巡礼が加わった。
15世紀、ベタランの荒れ野で、数人の子供たちが光を放つ聖母子像を発見した。像は教会に移されたが、翌日、姿を消す。不思議なことに、またもとの荒れ野に戻っていたのだ。ふたたび像は教会に移されたが、翌日にはまた荒れ野に。こうしたことが三度繰り返された後、司祭は言った。この場所に教会を建てようと。
このとき建てられた教会は、今も残っている。そしてなにより、その聖母子像の実物が残っている。お店で見るようなきれいな造りではないが、幼子イエスに乳房を含ませる、柔らかな聖母。何人かの方かの方はその清らかさと力に圧倒されて、その場をなかなか動けない。
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奇跡のマリア像
(ベタラン)