トゥールーズから専用バスで、ルルドに向かう。途中、南フランスの丘の上にある美しい街サン・ベルトラン・ド・コマンジュに寄ると、たまたま日曜日のミサが終わったところ。信者の皆さんがワインとお菓子で談笑している。
「おお、おお、ちょっと飲んでいきなされ……」
そんな感じで年配のおじさんからワインを勧められる。みれば、添乗員の下江さんは早速顔が赤い。何人かがつられてワインをいただくが、逆に、日本から持ってきたお菓子を振る舞う方も出て、場は一気に盛り上がった。言葉は充分通じなくても、美味しいものは世界共通で美味しい。
その後、サン・リジェでは、12世紀に建てられた聖マリア大聖堂、フレスコ画で有名な聖リジェ大聖堂を巡礼。
そうして夕方、バスの向かう先に、ルルドの町並みが……。ああ、ルルドだ。
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冠の聖母