「『マダムと肋骨』シリーズ、とても面白かったです。
でも、SHOさんのにはお応えできても、
Pure Landさんのリクエストにはさすがに応えられないでしょう?」
読者の方からそんなメールを受け取ったのは、
26日、あの神聖なプージャが行なわれた翌日だった。。
このような挑戦、いや“挑発”は、やはり受けて立つしかあるまい。
しかもタイに行く前に。
そう思って出発の直前、筆をとった。
“恥骨”といえば、思いだすことは一つしかない。
昔、F原M彦先生と話していたとき、彼はこう言ったのだ。
「新婚時代、家内とプロレスごっこをしていて、
骨折をしたのです。
それは、人体のなかでは柔らかいほうの骨で、
普通絶対に折れたりはせず……」
F先生といえば、作家・新田次郎のご子息にして、数学者。
『若き数学者のアメリカ』で作家デビューされ、
平成の大ベストセラー『国家の品格』の著者としても知られる。
これを聞いたときは、まだ『国家の……』をお書きになるはるか前であったが、
それにしてもあのような方が、たとえ新婚時代とはいえ、
プロレスごっこをしていて骨折された、しかもその箇所が……などと、
にわかには信じられなかった。
ちなみに、一方の当事者であるはずの奥さまは、やはり高名な科学者のご息女で、
才色兼備とはこのことかというような方である。
まさに人類の、女性の原型を彷彿とされる方だ。
こうして、今回のブログのタイトルが導出されるのであるが、
それにしても、どう考えても、現代の日本を代表する言論人と、
その美しい夫人が、新婚時代とはいえ、プロレス……。
それはきっと、私の空耳だったのかもしれない。
私は、夢でも見ていたのかもしれない。
いや、そうに違いないと思う、今日この頃なのである。
ちなみに、このタイトルでブログを書いてほしいとコメントされたPure Landさんご自身、
実に……
名前を聞けば皆さんが驚かれるであろう立派な方だ。
世の中、思ってもみないことが起こる。
匿名性のもととはいえ、
信じられない人が信じられないことを発言する。
そういうことで、是非、ご理解をいただきたい。
今、ここを出て、空港に向う。
タイに行ったら、読者の皆さんの健康と幸せを願って儀式にあずかり、
祈り、瞑想してきたい。