仏たちの微笑む国 6


9月3日-1
前日、朝食バイキングを食べきれなかったという皆さまは、
この日、二回目のバイキングですべての種類を制覇していただきたい。
朝食後、バスはバンコクを離れ、カンチャナブリへ。
クワイ河マーチで有名なクワイ河鉄橋を散策し、
泰麺鉄道に乗車して雄大なタイの自然を拝礼する。
タムカセに到着すると、現地の野菜や果物をふんだんに用いた料理を堪能していただく。
その後、われわれは象に乗ることとなる。
象……この地上最大の生物は、子供の頃から私の憧れだった。
大人になってから実物を見たときの感動は、今も忘れられない。
その重量感、存在感に圧倒されたのである。
インドにいたとき、河に寝かせて、象使いが象を洗っているところに遭遇した。
固いココナツの殻を巧みに使ってゴシゴシ、ガシガシ洗うのだが、
その姿に見とれて私はいつまでもその場所を離れなかった。
インドの友人たちは、よほど私が象好きだと思ったらしい(実際そうだが……)。
後に、ケララにクリシュナ寺院を建てたとき、その落慶式で私を喜ばせようと、
現地の人びとは象を何頭も呼び、プージャを行なってくれたのだった。
ここ、カンチャナブリでは、その象にわれわれは乗る。
皆さまには、この地上最大の動物の硬くて厚い皮膚と、ワイヤーのような体毛、
大きな吐息を、直に感じとっていただきたい。
象はまた、突然、河に入っていく。
われわれも背中に乗ったまま、群れをなして河に入るのであるが……


客を乗せていない小象も母象に従い、河に入って懸命に泳ぐので、
その健気(けなげ)で可愛い姿も必見だ。
その後、筏下りもするので、
少年・少女時代に私同様、そのようなことをしたことのない皆さんは、
是非楽しんでいただきたい。
追伸:
29日の<瞑想くらぶ>後、プージャを行なう可能性がありましたが、
今のところ、行なうようにはならない情勢です。
会場は夜まで抑えてありますので、
通常の時間を延長してお話しする予定です。
この日は、『祭祀と、人間の意識の進化』について、
クリシュナ神の言葉を解説します。


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