医師は言った。
「ディーパック・・さん?」
「はい」
「なんでインド人の名前がついてるんですか?」
(そ、そんな・・・そこから始まっちゃうんですか・・・)
そう思いつつ、仕方ないので本に書いたような聖なる紐の儀式の話をする。
「そうですか・・。それであなたは、日本でもディーパックさんなんですか?」
「いえいえ、日本では、日本の正式な名前があります」
「ほう・・・で、今日は・・・?」
「はい、蕁麻疹が出来まして・・・」
どれ・・・とばかりに、用務員さんのような医師は、まず腹部にできたそれをまじまじと見つめた。
次に胸、背中、それから手足の末端をみて、やおらカメラを取り出した。
キャノン・・日本製である。
ひじから手首にかけてできた蕁麻疹をパチリと一枚とると・・・
「ところで・・・かゆいですか?」
(あの・・・それでわざわざ来たんですけど・・・。)
「そうですか・・。これは、私の見たところ、食事とか、薬物のアレルギーではないですね」
そう言って、医師はカルテに何やら書き始めた。
ところで、ここからブログを掲載するなどという技術も余裕もまったく持ち合わせない私は、
昨日、これをなんとかしてくれと、事務局に『インドの旅4』の掲載を依頼するだけ依頼して戻った。
それをみて、早速SHOさんはじめ、結末を懸念してくださっているようで恐縮している。
いつ帰国できるのかは、まだ決まらない。が、物語の顛末がどうなろうと、
とにかく20日の『聖書会』は必ず行なうつもりでいる。