相対世界


昨日友人と話していると、彼が言った。
「いったいいつになったら、この輪廻の鎖から解き放たれるんでしょう……」
それに対するクリシュナ神の直接的で有名な答えが、【バガヴァッド・ギーター】第4章に書かれていて、
それがちょうど、29日に解説する部分だという話をした。
偶然だと思うが、何人かの方から、
「29日は<瞑想くらぶ>だけ参加します」
というメールをいただいた。
そこで、本来そういうことを言ってはいけないのだろうけどと思いながら……
 


「その日のセミナー部分は、
【バガヴァッド・ギーター】第4章のなかでも重要で、有名な部分なんですが……」
とつい返信してしまった。
とはいえ、【バガヴァッド・ギーター】のどの部分も、同じように重要で、
本質的であるに違いない。
何もかもを相対的にしか見られないわれわれだけが、
相対世界に肉体を生き長らえながら、さまざまな比較・判断をしている。
そんなことを、返信してから思いなおした。


カテゴリー: ヴェーダ パーマリンク

コメントを残す