しばらく雨が続き、台風もきて、東京も盛大な雨となった。
薄明かりがさして、晴れてきたと思っていたらまた大雨となり、
視界がはっきりしなくなるようなことを経験すると、さすがに驚いてしまう。
そんななか、鬼怒川では川が氾濫して洪水になったということは知っていたが、
昨日、たまたまテレビを見て、こんな状況だったのかと驚いた。
考えてみれば、溜まっていく一方の新聞をやめてかれこれ二年、
これでテレビも見ない時間が過ぎれば、世間で何が起きているのかは分からない。
昔の学者さんで、日露戦争が起きているのを知らなかった人がいるという話があるが、
気づかないうちに、私もその状態に近づいていたのだろうか。
そんなことを書いていたら、今突然、下から突き上げるような揺れが来た。
ドドンッ! という縦揺れの後、続いて横揺れ。
これは大きいと思い、思わず祭壇の神像が倒れないように抑えに行った。
幸い、揺れはすぐに収まったが、
東日本大震災ではこれがますます大きくなって何分も続いたのかと思うと、
そのときの皆さんの恐怖が思い浮かぶ。
次の洪水、巨大地震、津波、噴火、
そうしたものがいつあってもおかしくはない時代なのだと、あらためて認識させられる。
ところで……
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