月別アーカイブ: 2005年5月

巡礼 5

メジュゴリエの聖母の介入した奇跡は、現代においては枚挙にいとまがないが、もう一つ、ダイジェストでご紹介する。 『5年前のある休日、息子はひどい交通事故に巻き込まれました。頸の骨が折れ、肺に穴があき、昏睡状態で、さらに肺炎 … 続きを読む

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巡礼 4

「奇跡の癒し」が起きたと称せられた後、実はほどなくして患者は亡くなっていた、というような話はよく聞くところである。 麻薬も、一旦はやめてもまた元に戻りやすい。したがって、教会当局が奇跡を認定する場合、しばしば5年とか、1 … 続きを読む

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巡礼 3

『メジュゴリエという小さな村に着いても、そこが聖なる場所だということはピンときませんでした。多くの祈りが捧げられていましたが、私には興味がなかったのです。 私は、アメリカ人の神父のもとへ行き、ここへやってきた訳を話しまし … 続きを読む

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巡礼 2

『聖母マリアの出現』(天使館)という本には、特別な聖女ではなく、一般人が体験した聖母出現が数多く載せられている。 その多くはメジュゴリエにまつわるものなので、一部を、解説を加えながら引用してみる。(『』内が引用です。文章 … 続きを読む

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巡礼

7年前、『大いなる生命と心のたび』でバリ島に行った。そのとき、執筆を計画していたのが『最後の奇跡』だった。 聖母マリアが仙台の孤児院に住む、二人の孤児に現れる。出現と、人類の未来に関するメッセージが、なんとその後、毎日続 … 続きを読む

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学会 9

赤髭は素早く席を立つと、出口とは逆の方向にまっすぐ歩いて行った。 反射的についていった私に、レジ前で彼は言った。 「先生、私の分、おごってくれません??」 「あ……ああ……」 私は笑って誤魔化そうとした。野菜炒め定食、二 … 続きを読む

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学会 8

私一人が出遅れたら、どうなるか。 「作家で科学者の青山圭秀氏、世界保健機関の学会当日の朝寝過ごし、講演時間もオーバーした挙げ句の果てに、食い逃げで逮捕……」 と新聞には出るのだろうか。だが、罪状がこれではいかにも情けない … 続きを読む

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学会 7

私は、にわかに緊張に包まれていた。朝は思わず寝過ごし、講演に遅れそうになった。講演時間は急に半分にしてくれと言われ、そうして今、現代の赤髭から、私は食い逃げの共犯を持ちかけられている……。 生唾を飲み込み、私は思わず、ボ … 続きを読む

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学会 6

人の人格は、当然のことながら、外見だけでは分からない。 あまりよい例えではないが、NHKを初め、民放各局でもひっぱりだこだった有名経済学者が、実は密かに意外なことを愛好していたというニュースが拡がった。愛好していただけな … 続きを読む

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学会 5

「家内も、最初は玉の輿と言われて来たんですがねぇ……」 そう言うE医師の口許に、やや自虐的な笑みが洩れたように見えた。実は奥様は、一番苦しいときには自ら新聞配達をして家計を支えたのだという。 そのような妻を持ったことにつ … 続きを読む

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