大いなる生命とこころの旅」カテゴリーアーカイブ

インドの旅 番外編 4 

私の住んだ山小屋のなかにはまた、 屋根裏に住みついている別の生物種がいた。 彼らは、屋根裏でなにかの遊び道具を持っているらしく、 夜ともなれば、それを盛んに転がして遊ぶ音がする。 ときどきカーーーン、カン、カンカンカン… … 続きを読む

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インドの旅 番外編 3

すべての山小屋には、また、ネコが出没した。 インドの猫なので、当然、痩せているのであるが、 そのうちの一匹は、なにをどう見ても、 直近の過去世までネコだったというスタッフのMに似ているのである。 そこでこれをMと名づけ、 … 続きを読む

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インドの旅 番外編 2

洗面台の小穴からカエルが侵入してきていた、といわれても、 読者の皆さんには信じられないであろう。 そんな小さな穴からどうやってカエルは入ってくるのか・・・。 もし私たちが、直径30センチの穴から出てこいといわれたらどうす … 続きを読む

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インドの旅 番外編 1

チェンナイの空港でみなさんをお見送りしたとき、 それに続く旅がこんなふうであることが最初から分かっていれば、 私はどんなことをしてでもあの飛行機に乗って一緒に帰国したに違いない。 しかしよくしたもので、われわれには、未来 … 続きを読む

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インドの旅8

ふたたび1時間をかけ、山小屋にもどる途中、 わたし的には信じられないスピードでメールチェックを試みると、 そのなかに次のような一報があった。 『昨年の夏頃から多発していた湿疹が最近治まってきました♪(原文のまま)』 との … 続きを読む

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インドの旅7

私には到底、これが虫刺されによるものとは思えなかった。 確かに原因ははっきりしないものの、 症状は、ある日の夕食後、突然に起きてきたのだし、 この種の虫刺されの場合に起きてくるはずの高熱も、ひどい頭痛も、 起きてきそうな … 続きを読む

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インドの旅6

医師はやおら、こう語った。 「今、あなたがいるあの地域は、とにかく田舎なんですよ」 田舎・・・。 その意味ではどこもだいたい同じに思えたが、彼は顔をしかめるようにしてそう言ったのだった。 「そしてあそこには、〇〇〇〇〇が … 続きを読む

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インドの旅5

医師は言った。 「ディーパック・・さん?」 「はい」 「なんでインド人の名前がついてるんですか?」 (そ、そんな・・・そこから始まっちゃうんですか・・・) そう思いつつ、仕方ないので本に書いたような聖なる紐の儀式の話をす … 続きを読む

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インドの旅4

あまりの苦痛に、なんとか車を仕立て、最寄りの皮膚科を受診することにした。 最寄りといっても、車で1時間、街にでなければならない。 土埃の中を車が進み、揺れる度、衣服が肌にすれ、耐えがたいので、 両手で衣類をぴたりと肌に押 … 続きを読む

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インドの旅3

ここへきてとうとう食糧が底をつき、 しばらくは飢餓状態に耐えていたがそれも限界がきて、 やむを得ず、カエルやイモリを捕って食べる他なくなってきた・・・ こんな記述を、旧日本兵の手記で読んだ気がする。 幸いにして私はそこま … 続きを読む

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