青山圭秀
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「大いなる生命とこころの旅」カテゴリーアーカイブ
第十回 〜ローマ・アッシジ・メジェゴリエ〜 六日目
ドブロヴニク空港は、こじんまりとした空港だった。しかし、夏の時期には、この街をヨーロッパ中から観光客が訪れるため、パリ、ロンドン、フランクフルト等からの臨時便が続々と到着する。 この日、私たちはザグレブから来た飛行機に乗 … 続きを読む
カテゴリー: 大いなる生命とこころの旅
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第十回 〜ローマ・アッシジ・メジェゴリエ〜 五日目
朝目覚めたとき、メジュゴリエを今朝離れるということが信じられなかった。スベトザール神父の茶目っ気のある笑顔、地元ではすでに聖人のように思われているヨゾ神父のあつい祝福、ご出現の丘の夕陽……これらの印象があまりに強すぎ、離 … 続きを読む
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第十回 〜ローマ・アッシジ・メジェゴリエ〜 四日目
1981年6月24日、現在では「ご出現の丘」と呼ばれる丘に少年たちがさしかかったとき、事件は起きた。聖母マリアが丘の上に現れ、微笑み、手招きをしたのだった。 翌日、6人の子供たちが同じ場所で、同じ貴婦人を見た。その翌日、 … 続きを読む
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第十回 〜ローマ・アッシジ・メジェゴリエ〜 三日目
昨夜、船に乗り遅れていたらどうなっていたか……。 アンコーナの港でまず宿を探す。あまりいいところはなかっただろう。翌日の船で、おそらく全員分の部屋はとれなかった。すると、メジュゴリエに向う方法はなかった。 おそらくこれが … 続きを読む
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第十回 〜ローマ・アッシジ・メジェゴリエ〜 二日目
聖フランシスコが母親の胎にいたとき、一人の僧侶がフラリと現れ、預言を残した。「この子は、今に世界に影響を与える者となりましょう……」そこで母親は、イエスに倣い、彼をみすぼらしい馬小屋で産んだと伝えられる。 今は小聖堂とな … 続きを読む
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第十回 〜ローマ・アッシジ・メジェゴリエ〜 一日目
午前4時。ローマのホテルで爽やかに目が覚めた。4時とはいえ、日本はもう昼だ。 それにしても、昨日の飛行機は退屈しなかった。お隣になったMさんは都内で手広く事業をしておられるが、われわれには想像もつかない広い知識を持ってお … 続きを読む
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天災
年末も押し迫った12月29日、夜の10時近くであったろうか、突然一本の電話がかかってきた。 「谷奥です……」 いつも柔らかな物腰で、謙虚なその声に、この日は心なしか元気がなかった。 「実は、これからスリ・ランカに行ってき … 続きを読む
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天災 2
「お客さまがトラブルのようなので、ちょっと行ってきます」 私自身は、年末のこの時期、大陸旅遊のお客様が行方不明であるとか、谷奥さんがテレビに何度も登場しているなどのことを、そのとき知らなかった。 そのような非常事態、普通 … 続きを読む
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天災 3
「先生のツアーには実際上、何の影響もありません」 話が私のツアーに及ぶと、彼はそう断言した。 そうだろう。沿岸部の一部が津波にやられたが、われわれのツアーは沿岸部に近づかない。空港近くのホテルで一泊したら、後は内陸部の遺 … 続きを読む
カテゴリー: 大いなる生命とこころの旅
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天災 4
このようなときに、ツアーを中止にすれば、谷奥さんも困るに違いない。そういう思いもあった。今回のことは、大陸旅遊に落ち度があったことではまったくない。そんなことを思っていた私に、谷奥社長のほうがこう言ったのだ。 「先生、秋 … 続きを読む
カテゴリー: 大いなる生命とこころの旅
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