世界」カテゴリーアーカイブ

北国 1

札幌で瞑想講座【1st STAGE】を行なった。 どうか風邪をひかないようにしてください──。何人かの人にそんなことを言われて送り出された。 特に今回はお寺を使わせていただくので、イメージ的にも寒い隙間風が入り込んでいて … 続きを読む

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大阪 2

以上のような思いがまったくの杞憂であることに気づくのに、それほどの時間はかからなかった。 今回、私が経験した大阪の方たちは、まことに繊細、まことに知的、もの静かだった。 知っていそうにない科学者の名前を多くの方が知ってい … 続きを読む

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大阪 1

いつもヨーロッパの巡礼旅行をお願いしている日本旅行は、関西海外旅行支店という。 オフィスは梅田にあって、担当の磯野氏は広島出身でありながら関西弁。早口で話し、用件が終われば「ほいなら!」(とはさすがに言わないが)、あっと … 続きを読む

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津波 5

カネやモノを与えるより、仕事ができるようにする、というのがあくまで援助の基本だとは思うが、ここではそれも容易でない。 スマトラ沖地震が発生したのは、ちょうど今日から半年前の12月26日だったが、漁師の舟はいまだ海岸に、ま … 続きを読む

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津波 3

そもそも、仮設住宅で話を聞き始めた時点で、一人の男がどこからともなくやって来て、「帰れ!」と怒鳴り始めたのだった。「お前ら外国人は、興味本位にやって来ては、俺たちを傷つけていく」と言うのである。 そういう男に対して、仮設 … 続きを読む

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津波

今回のインド行きの大きな目的の一つは、津波の被災地を訪ねることだった。 インドにおける津波被害が、インドネシアに面した東海岸だけでなく西海岸も含め、南部の海岸線全域に及んでいることは知識としては知っていたが、今回、そのこ … 続きを読む

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誇り 1

 インドの旅は、例によって過酷だった。暑さに加えた、強行軍。昔日の旅人は『草を食み、泥水をすすった』というが、それほどでなくとも、実際に今回、私は兎の肉を食み、羊の脳味噌をすすった。  ……といっても、生きた羊の頭を割っ … 続きを読む

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誇り 3

 期待に胸膨らませ、インド洋を眼下に見降ろす部屋に入って見たもの。それは延々と中継される「中国対ニュージーランド」(だったか……)の女子ホッケーの試合であった。失礼ながら、これを見てインド人は満足するのか? そうではない … 続きを読む

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誇り 4

 今や中国がアメリカと並ぶメダル大国になったのに比べ、中国以上の人口を擁するインドがなぜこれほどオリンピックと縁がないのか。その理由は、ほとんどのインド人にとっての悲願が、通常教育のなかでよい成績を収め、将来経済的に自立 … 続きを読む

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聖女 1

 「ファティマに行きましょうか」  そう言ったのは、ポルトの知人フリオだった。  幼い日のある晩、彼は眠れなくてベッドから抜け出し、母親のベッドにもぐり込んだ。そうして目をつぶろうかと思ったとき、信じられないものを見た。 … 続きを読む

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