人生」カテゴリーアーカイブ

王朝 1

 初めてアメリカに留学した1979年、キャンパスを行き来する学生のなかに青色のバッジをつけている者がいたのを覚えている。『Kennedy 80』80年の大統領選挙に出馬しようとするケネディ家の三男エドワード・M・ケネディ … 続きを読む

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王朝 2

 1960年、アメリカ有数の富豪でもあったケネディ家は絶頂期を迎えていた。次男のジョン・F・ケネディをホワイトハウスに送り込むことに成功するや、ジョンは弟のロバートを司法長官に任命、こうして3人の兄弟が大統領、司法長官、 … 続きを読む

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王朝 3

 悲劇は、世代を超えて続く。JFKの次男パトリックは1963年8月、未熟児で生まれ、2日後に死亡。  RFKの長男ジョセフは1973年、車の事故に巻き込まれ、同乗者の女性は生涯、身体麻痺になった。三男のデービッドは198 … 続きを読む

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王朝 4

 それでも、ケネディ家には一条の光があった。暗殺された大統領の息子・JFKジュニアは、ボストン大学を出た後、ニューヨーク大学法科大学院を卒業。マンハッタンで検事補として働いた後、1995年、政治月刊誌を発行、編集長となっ … 続きを読む

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王朝 5

 どのようにして、特定の一族がここまでの悲劇に見舞われるのか……。それは偶然かもしれない。一族が富や権力に奢った結果なのかもしれない。  しかしここに、これらの悲劇とともに常に語られる一つの事実がある。それは、ケネディ元 … 続きを読む

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王朝 6

 では、ケネディ家は悪事のみを働いたのか。だからここまでの悲劇に見舞われるのか。もちろんそうではない。彼らもまた、多くの善いものを社会にもたらしてきた。だからこそ、栄光をつかみ、今でも米国民の共感を得るのである。そして私 … 続きを読む

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王朝 7

 ケネディ家の長女ローズマリーは、優秀な家系にあって一人、精神障害を持つ者として生まれた。  父パトリック・ケネディは彼女に、当時研究段階にあったロボトミー手術を受けさせ、廃人にした。それでも、この姉を支えたのが三女のユ … 続きを読む

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王朝 8

 スペシャル・オリンピックスは、2005年に冬季世界大会を開催する。場所は、日本の長野。そのことを、日本国民もまだよくは知らない。  そのためのチャリティ・コンサートが昨日、ホテル・ニューオータニで開かれた。かつて中学生 … 続きを読む

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王朝 9

 世界の歴史に名を残すケネディ家。巨大な良いことも、巨大な悪いこともしただろう。その結果、王朝はすでに過去のものとなった。しかしまぎれもなく、彼らの残したもののなかで最も長く伝えられる遺産の一つはスペシャル・オリンピック … 続きを読む

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明日

「エッセイを読ませていただいてますが、ポーンと飛んだりすると淋しいですから、頑張って書いてくださいね」  こんなお便りをいただいた。そう、ぼやぼやしてると、すぐにポーンと飛んでしまう。現に、イチローについて書きたいと思っ … 続きを読む

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