投稿者「mariaoyama」のアーカイブ

勝負 3

リングに登場するマヌーフを見ながら、私は、この戦績と形容が決して大袈裟ではなかろうことを感じていた。体は究極まで引き締まり、生気に満ちあふれている。一つひとつの仕種も静かで、自信に満ちている。 もちろん、そうした点におい … 続きを読む

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勝負 2

「先生、ここの美女係数と【マリアの会】のと、どちらが高いでしょうか」 そういうMさんをお連れしたのが正しかったのかどうかを自問しながら、私は、 (【マリアの会】に決まっている……) と内心つぶやいていた。 が、そんなこと … 続きを読む

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勝負 1

心待ちにしていた3月15日。確定申告が終わる日……ではない。前回、K1の王者ピーター・アーツを撃破した大山峻護君が、ふたたびHERO’Sのリングに立つ日だ。 応援団として気合い負けしてはならじと、私はこの3週間ヒゲをたく … 続きを読む

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癒し 14

聖母がご出現になるのが歴史的な事実であることは間違いない。 だがそのような聖母出現の対象としてわれわれが知っているのは、耳の聞こえない身障者であったシスター笹川や、愚鈍といわれたベルナデッタのような少女、ファティマの3人 … 続きを読む

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癒し 13

その後、シスター笹川は天使の予告通りふたたび聴力を失い、その期間は6年にも及ぶ。 が、1982年3月、ふたたび天使が現れ、癒しを予告した。その2ヵ月後、シスター笹川はついに聴覚を取り戻した。 そのときの医師の所見は『完治 … 続きを読む

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癒し 12

ローマ・カトリックでは、人間以上の生命の形態を三つに分けている。 すなわち、人間、天使(および堕落した天使である悪魔)、神である。シスター笹川に現れたのは、明らかにカトリックでいうところの天使であり、彼女にはまた、別のと … 続きを読む

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癒し 11

1975年5月、シスター笹川のもとにたびたび現れていた天使は、彼女の耳が八月か十月に開け、治ることを告げた。 ただし、『主はいま少しの犠牲を求めておられる』ので、それがとりあえず一時的なものであると同時に語った。 続いて … 続きを読む

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癒し 10

かつて西洋社会に広くヨーガを伝えたことで知られるパラマハンサ・ヨガナンダは、1935年、インドへの帰国の途中、一人の女性に出会った。 彼女テレーゼ・ノイマンは、二十歳のとき、ふとした事故が原因で全身不随となり、失明した。 … 続きを読む

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癒し 9

昨年、アッシジに巡礼した際、われわれは聖フランシスコのお召しになった僧衣をすぐ目の前に見ることができた。そこには、今でもはっきりと血痕をみることができる。 文献上、最初の聖痕者が、この聖フランシスコであるといわれる。世俗 … 続きを読む

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癒し 8

かつて『大いなる生命と心のたび』で、イタリアのランチャーノというところに行ったことがある。 その場所で、今から1200年も前のこと、一人の司祭が疑問を持った。 ミサの間に「聖変化」されたというこのウエハース、本当にイエス … 続きを読む

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