長い間、「奇跡の国(仮題)」と呼んできた新刊は、
紆余曲折の末、「神々の科学」─奇跡の瞬間─という題に決まった。
定価がまだ正式決定ではないので、
予約していただいている皆さんにメールのお返事ができないでいる。
「申し訳ありませんが、メールは受信しておりますのでご安心ください」とのことです。
ところで、本の題名一つ決めるのも大事だが、
内容の決定はさらに大事。
3日の午後、校了の予定で集中してやってきたが、
それが4日夜となり、
しかしそれもできず、5日の朝9時となった。
これに間に合わなければ、20日には出ないという、
ぎりぎりのところまできた。
ブログを書いている場合か……。
それでも、5日夜の<木曜くらぶ>は予定どおり行なう。
クリシュナ神が、淡々と、
義務として祭祀を行なうことを説いている重要な部分であるが、
その祭祀とは、いったい何か。
それは普通、宗教的な祭礼をいうが、しかし実は……
われわれの営みのすべてが祭祀だ。
思うこと、言うこと、行なうことのすべてが、
普通に相対界で行なわれているように見えるが、
しかし実は実在に至ろうとする営みだ。
そのための実際的なヨーガを縦横に語った【バガヴァッド・ギーター】第3章のなかでも、
もっとも凝縮された詩節11以降の部分を、5日、解説する。
……ということで、編集作業に戻ります。