7月7日-1
しばらく旅日記をお休みしてしまったが、
ティルヴァンナマライで泊まったところまで書いた。
翌早朝、朝食もとることなく、
われわれはティルヴァンナマライのシヴァ神大寺院に向かった。
多くの皆さんは聖者から直々に、
『わたしの国でシヴァ神の寺院を礼拝しなさい』とのお言葉をいただいていた。
しかも、『瞑想の先生と一緒に』!
もし私がインドでシヴァ神の寺院を一つだけ挙げなさいと言われたら、
迷うことなくここを挙げる。
それは、私にとっても数あるシヴァ寺院のなかでも最も思い出深く、
また、意義深い寺院だからだ。
その理由を今、ここには書けないが、今回の旅の途中、
早期に本のなかで書くというインスピレーションを受けた。
ちょうどこの日はお祭りの日で、
多くの人びとがシヴァ神寺院に巡礼に訪れていたが、
われわれ70人が寺院に入るや、カメラマンらに取り囲まれた。
ツアーを記録に残すための、われわれのカメラマンではない。
翌朝、その理由がはっきりした。
われわれ一行は、日本からきた過去最大の巡礼団として、
新聞紙面に写真入りで紹介されていたのだった。
瞑想する私たちの後ろを通りかかるおじさん
ところで、旅の途中にインスピレーションを受けた本は……
なんと現在執筆中です。
しかし例によって、浅学非才のためさまざまなことに煩わされるでしょうから、
いつ出版されるかは微妙な感じです。