韓国選手の必死さや充実度に比べ、どうしても比較されるのは、
気の毒だが、メダルのかかった二戦で、
比較的簡単な飛球を三度も落としたG.G.佐藤かもしれない。
その登録名が珍しいこともあって、
今後、彼が国民から忘れられることはないだろう。
G.G.佐藤という名前がでる度に、
「ああ、あの……」と野球ファンは思うだろう。
なんでも、G.G.には西武球団がメンタルトレーナーをつけて、
帰国させたという。
それでもおまえプロか! と言われそうだが、仕方がない。
プロであろうが、アマであろうが、人はみな、
一皮むけば弱いものだ。
固唾を呑んで、皆が注視した帰国後最初の公式戦、
簡単なフライを追うG.G.の足どりは、覚束ないものだった。
が、なんとかこれを捕ったとき、
球場のファンからはさざ波のような拍手が起きたという。
苦笑まじりの拍手だったのかもしれない。
しかしいずれにしても今回の苦難(大げさでなく)を乗り越えて、
「ああ、あのG.G.佐藤が、こんなに活躍してるんだ」
と言われるくらいになってもらいたいものだ。
ところで……
イスカーナヤマトさん、
前回、広島で瞑想講座<Art4>を行なったとき、
皆さんからいただいたタオル、ありがとうございました。
色鮮やかに描かれた『Hiroshima Toyo Carp』の文字が、まぶしかったです。
ところで今、世間では、にわかに福田首相Tシャツが売れているそうです。
胸にはもちろん、
『あなたとは違うんですっ!』
と描かれています。