11月、急遽インドに行くことになった。
長い間の懸案であった大きなホーマを捧げ、
インドに慈善や儀式を依頼された皆さんのそれが
どんなふうに進行しているかをみるためでもあったが、
占星学的な星の配列や、
関係する人たちの心模様まで関係してくるスケジュールの調整には直前までかかり、
“突然に”行くことになったのである。
1年以上にもわたり、さんざんスケジュールを検討してきた末であったが、
折しも南インドは40年ぶりの集中豪雨。
ということは、事実上、観測史上最大の豪雨で、
滞在中、われわれはしばしば行く手を阻まれることとなった。
今年の8月、日本では稀にみる長雨が続き、われわれを驚かせたばかりであったが、
インドの雨はまた、それはそれで迫力のあるものだった。
ところが、雨はなんと、われわれが帰った後が本番だった。
空港は冠水で閉鎖され、分かっているだけで数百人の死者も出た。
11月中に来日すると言っていた友人は、
チェンナイでの慈善活動にすっかり従事してしまい、一昨日、やっと来日した。
その費用が足りなくなったという知らせがきたので急遽送ったが、
ところがそれに続けて、世界情勢のために私が行ないなさいという慈善や儀式の勧めが、
ふたたび予言のなかに出てきたのだった。
自分の予言を探そうとしていない私には、いかにも唐突に見えた。
が、節目節目に出てくるそれは、私の人生だけでなく、
世界や、日本の情勢がよくないことと深く関係するらしい。
今回できてきたなかで勧められている最初のプージャは、
地上を支配する「9つの惑星の神々」に捧げるよう書かれている。
思えばもともと、20日の<プレマ・セミナー><瞑想くらぶ>後は、
12年に一度の南インドの大祭・マハーマハムに参加し、
「9つの惑星の神々」の寺院すべてを巡る来年3月のツアーを記念して、
「9つの惑星の神々」に捧げるプージャを予定していたのだった。
したがって、20日のプージャは予定どおり行ない、そのなかで私は、
「9つの惑星の神々」と、インドでの慈善・儀式のためのプージャを捧げることとなる。
今年最後のプージャがこうした目的のものとなり、また、
ちょうどこの時期、12年に一度の大祭に皆さんとご一緒に参列する機会を得たこと、
生きているカルパスワミ神のダルシャンに与り、また、
さまざまなな慈善や儀式を捧げるようになったこと等は、
決して偶然とは思えない。
われわれは天界や地上で、いったいどんなことが起き、
または行なわれているのかについて知るすべもないが、
ある種の技術により、それをコントロールする、または調和することは可能である。
それはあたかも、原理の詳細は知らなくとも、
キーボードを適切に操作すればパソコンを活用できることと似ている。
実は現在お教えしている<Art5>のなかでは、
そのような技術が毎回登場してくるので……
皆さんからは「一度も休めない」という“嬉しい悲鳴”が聞こえてくるのであるが、
折しも、19日の<Art5>でお教えする内容は、
実に「9つの惑星の神々」と深い関係にある。
というよりも、まさにそれそのものであることを考えると、
20日のプージャがこうなったのもやはり偶然ではないのだろうと、
私には思えてしまうのである。