まずはホテルの朝食に満足した後、十和田湖へ。きれいな湖とは聞いていたが、雪の降るなか凍てつく湖面が、あまりに美しい。
湖をゆったり見下ろしながらの昼食後、間近に白鳥を見る。
続いて向ったのは、青森県新郷村戸来。近年発見された竹内文書のなかでは、キリストが渡来し、この地で亡くなったとされている。
これについては情報がないので、ガイドさんによく調べてきてもらうように、何度も言っておいた。……が、ガイドさんも多くは分からなかったようで、突然、「すみませ〜〜ん!」と絶叫。あまりの微笑ましさに、バスのなかには笑いのさざ波。
伝説によれば、イエスは弟を十字架の身代わりに立て、自分はこの地に移り住んで106歳の天寿を全うしたとされる。その際には、3人の娘をもうけたともいわれ、その子孫がこの地にいたことになる。
まことに雲をつかむような話だが、何かを感じる方も数人おられ、真剣な面持ちで祈っておられた。その皆さんの様子を見ていると、これがキリストの墓ではないにしても、何かの意味のある場所ではありそうだ。嬉しいことに、何人かの方は感動してこの地を去られたのだった。
その後、専用バスは焼山温泉へ。旅館で食べきれないほどの青森料理をいただき、夜の露天風呂では、雪が天上から降ってくるなか、皆さんお湯につかる。そうしてそれぞれが、あるいは敬虔な祈りの夜に、あるいは修学旅行のようなはしゃいだ夜に突入していった。
私自身は、【マリアの会】の皆さんの楽健法(足で踏むマッサージの一種)大会に参加した後、大山峻護君から寝業を直々に教わった。K-1の王者ピーター・アーツを秒殺した時の技などは、ビデオで見ても分からないので、長い間このときを待っていた。
アーツを倒したヒール・ホールドやアキレス腱固め、腕ひしぎ逆十字や三角締めを教わった後、私は死んだように眠りについた。
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雪の中で