代償 2


 今朝の新聞には、「アテネ・オリンピック」という記載があった。オリンピックの予告や予想ではない。明後日の開会式を待たずして、すでに女子サッカーの予選が始まったのだ。
 4年に一度、世界中のトップアスリートが夢にまで見る舞台。それが面白くないわけがない。オリンピックのどこがいいかといえば、やはりそこに満載のドラマがあるからだ。記録や勝敗自体もそれなりに興味はあるが、そこに至る人間の夢と苦悩、生き様にはかなわない。そして、そうした後に神が与える結果に、妙がある。
 勝者は一人(チーム)しかいないのだから、結果の多くは、選手にとっては落胆する、場合によっては残酷なものであるに違いないが、それがまた、人生の縮図であるところが面白い。


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