その後、どうしているのかというお問い合わせもあると聞き、
また、セミナーのこともあるで、恐縮しつつも近況を。
現在私は南インドの山小屋でなんとか棲息している。
通信をはじめとするさまざまな不便は仕方がないにしても、
昨夜は、部屋のなかにもともと住み着いていたヤモリに加え、
蛙が大発生した。
一夜にして、5匹、10匹と湧いてくるので、どこから来るのかと思ったら、
外界と通ずる穴から顔を出す蛙とたまたま目が合った。
先方も、日本人を見たのは初めてであっただろう。
その穴をわずかに残る貴重なティシュでふさぎ、寝たものの、
夜中、蛙とヤモリが顔の近くを行き来する気配で目が覚めた。
彼らをつぶさないように気をつけながら起き出して、
何匹かは外にお引き取りねがった。
もともとは、すべて彼らの住処であったことを思うと申し訳ない気持になるが、
仕方がない。
こんなことをしながら、体調のほうは残念ながら未だ回復途上にあり、
パリハーラムも道半ばである。
止まらぬ吐き気や下痢について医者に相談したところ、
彼は今までの日程・旅程を知り、
そんな無理をしていては一生よくはならないだろうと予言した。
心身ともに休息をとりなさいというのだが、しかし正直、
そうは言われても、というのが人情だ。
日本の状況についても解決できないことが縷々あり、
どうしたらいいかと思い、悩む。
セミナーについては、大変申し訳ないことに、10日は不可能な状況となってしまった。
代替日として18日(日)を模索しているが、これができるかどうか分かるのは、
7日から10日の間のどこかだと思われる。
行なう場合は、今回のインドの旅についても触れてみたいと思っているが、
いずれの場合も、7日から10日の間にホームページに告知する。
以上のような状況で大変ご迷惑をおかけしているが、
20日の聖書会は何としても行いたいと思っており、
それまでにすべての必要なことを終え、帰国したい。
私がみなさんのために祈らなければならないのに・・・
みなさんに祈っていただくようなことになってしまっている。
特に好きなお菓子を絶ってとか言われると、申し訳なくて言葉もない。
思えば、生まれて初めてこの国に来たときも、
出発前、私を浅草寺につれていき、その後三カ月間、
好きな紅茶を絶って待っていてくださった方がいた。
あれから二十数年の歳月が経ち、今はどうしておられるかわからないが、
そのような方の幸せを、私は謹んで、生涯祈り続ける。