以上のようなことをお話ししたものかどうか、非常に迷いはしたものの、
4月24日の<瞑想くらぶ>のなかでは、さらに詳細をお話しすることとなった。
亡くなると聖者がおっしゃっているとはいえ、
しかし、それをわれわれの祈りで引き止められないものかという気持ちもあった。
が、その直後に、訃報がもたらされた。
なお、予言には、
これ以上の破局が訪れる可能性が示唆されている。
しかしそれは、精神性を重んずる人びとの祈りや瞑想、
慈善行為や、神々に儀式を捧げることなどにより軽減されると記されている。
そしてもともと、
祖先への感謝や、動物や植物、自然界全体への慈しみの気持ちを含め、
そうした心根が民族から希薄になりつつあることが、
今回の震災のもっとも根源的な理由であることもまた、
はっきりと記されていた。
今、東北で苦しんでいる皆さんは、ある意味で、
私たち全体に代わり苦しんでくださっているともいえる。
そのようなことが理解されるのは、社会の、ごく少数の人びとだけかもしれない。
しかし、その人たちこそが……
国を支えているのだと、聖者は述べている。
いずれにしてもわれわれは、物質世界に生きながらも内的生活を続けることで、
自らを高め、使命を果していくほかはないと私には思われる。
【事務局より】
5月5日、エイトスターダイヤモンドで行なわれる講演は、
『愛について』という表題ですが、
以上のようなことを題材にしてお話しする予定とのことです。