第9回『大いなる生命と心のたび』
パリ、ルルド、モン・サン・ミッシェル、リジュー、ヌヴェール
『大いなる生命と心のたび』では、04年も聖地ルルドの巡礼ツアーを企画しております。今回訪れる修道院モン・サン・ミシェルは、その美しさと歴史的価値のため、世界遺産に指定されています。
またリジューの聖女テレジアの自叙伝は、実は青山が高校時代、物理や数学の専門書以外に繰り返し読んだ、唯一の愛読書です。
旅程
6月18日(金)成田→パリ→トゥールーズ フランスへの旅は、帰りは偏西風の影響で短めですが、行きはやや長め。 |
6月19日(土)トゥールーズ→ルルド ホテルでの朝食後、古都トゥールーズを出発。南フランスの田園風景を両手に見ながら、3時間後にはルルドの美しい町並みが見えてきます。 |
6月20日(日)ルルド 午前、ご希望の方は、聖女ベルナデッタにまつわるさまざまな聖地──生家、聖女の遺品、受洗の教会、ご出現の洞窟、修道院に入る前に過ごした祈りの部屋など──へご案内、解説いたします。 |
6月21日(月)ルルド 希望者は、ルルド医学研究所所長P・テリエ博士から、ルルドにおける奇跡の意味、研究の歴史などのお話をうかがいます。 |
6月22日(火)ルルド→トゥールーズ→パリ 午前、もう一度水浴の時間をおとりしてあります。 |
6月23日(水)パリ→モン・サン・ミッシェル 8世紀の初め、フランスの司教であった聖オベールの夢枕に大天使・聖ミカエルが立ち、ノルマンジーの地に僧院を建てるよう命じました。 |
6月24日(木)モン・サン・ミッシェル→リジュ-→パリ 午前、モン・サン・ミッシェルを堪能していただいた後、リジューに向います。 |
6月25日(金)パリ→成田 パリの休日を、ゆっくりお楽しみください。 |
6月26日(土)成田着 日本には、地方の方にとっても安心な土曜着となっております。 |
ご参加いただいた皆さまの感想と、青山圭秀よりのお返事(A)
今回の旅も忘れられない心の旅になりました。 モン・サン・ミッシェルの月の明かりに照らされて海の水が満ちてくる感じや音が、 何回も夢に出てきます。魂に触れた思い出は尽きません。 |
(A)嬉しいです。特に豊かな感性をお持ちの皆さんには、こたえられない旅になったことと思います。 |
ルルドにいる間はできるだけミサに参列しようと思い、殊に早朝ミサは神さまの愛の光を感じることができました。両目がしみて、最初はどうしたのかと思ったけれど、マリアさまの愛だと感じてからは、ますます愛の一致を祈りました。 |
(A)結局、自分自身のなかにすべてがあるのですね。 |
今回の旅は、私の今までの人生のなかで、ほんとうに最高の思い出となりました。魂は磨かれ、無知から抜け出し、成長する機会を与えられました。 |
(A)その人の準備ができたとき、神様は、地球の裏側からでも相応しい機会を与えられるというのは、たぶん本当なんですね。 |
ルルドの水浴をした時、つき上げる思いをこらえきれず、声を上げて泣いたことが、そのまま、素晴らしいお土産となりました。 |
(A)マリア様からの祝福ですね。 |
帰り、パリの空港で、「もっとお話しする時間があればよかったですね」と言われた時、「いいえ、十分でした……」と申し上げたのは、実に、正直な気持ちでした。笑われましたが、本当に、十分だったと感じたのです。 |
(A)全員の方と長く話し込むことはできませんでしたが、でも、あの感動を共有できたかと思うと、本当に嬉しいです。 |
これ以上の幸せはありませんでした。とても言葉には出来ないほど、感謝しています。 |
(A)私も同じように感じているのを、ご存じですか? |
帰国されたら、また大忙しの毎日と存じます。お体くれぐれもお大切になさってください。 |
(A)ありがとうございます。早くも世俗の霧に覆われつつありますが……(笑)。 |
ルルドへ行けたこと、私の人生を大きく変えてくれたことも、深く感謝申し上げます。 |
(A)神さまに感謝してくださいね。 |
番外編:日本にいらした方から
18日更新のエッセーを見逃していましたが、19日〜21日の3日間、20:00〜22:00まで照明を消して『キャンドルナイト』をしましょうという呼びかけに賛同し、先生たちがルルドでマリア様に祈ってた頃、偶然ですが、キャンドルを灯し瞑想していました。 |
(A)お蔭様で本当に充実した、いい旅になりました。 |