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最新号 (第184号 2024年12月14日配信)

『コンゴからの手紙』

今月21日のイベントが近づき、あれこれ考えていたところ、以心伝心か、コンゴから手紙が届きました。
シスターは昨年末、皆さまと親しくお目にかかれたことを今も感謝しておられます。
やや長くなりますが、ご紹介いたします(原文はフランス語です)。

『青山先生、皆さま
お元気でご活躍のことと存じます。
その後いかがお過ごしでしょうか?
昨年、親しくお目にかかってより一年間、HEIWA学園の様々な課題に取り組むため精力的に動いておりましたが、その結果、やや体調を崩してしまいました。
学校の進展についてお伝えするのが遅れ、申し訳ありませんでした。
まず、私たちの教員の給与を賄うため、毎月先生からいただいている支援に心より感謝いたします。 なぜなら、この6年間で、HEIWA学園の生徒数は2000人超、教員数は71名にまで増加したからです。
その背景には、新たに開設された2つの学科、「一般教育学科(教育学)」と「科学科(数学、物理学を含む)」の創設があります。
これらは、当初からの「裁縫学科」「情報学科(ビジネスおよび管理)」「栄養学科」「電気工学科」を補完するものです。
一般教育学科と科学科の生徒たちは、来年4月と6月に初めての国家試験に臨む予定です。
彼らが従来の学科と同様、優秀な結果を修めてくれるものと期待しています。
さらに、7年生と8年生への入学者数も大幅に増加しています。
これは、私たちが提供する教育の質と全人的な学習への取り組みを反映しています。
多くの保護者は、国家試験での優秀な成績や学園の献身的な教育方針に感銘を受け、子供を入学させてきます。
この評価は、国内外のメディアやソーシャルメディアを通じてさらに高まりました。
私たちの努力はまた、青山先生にもお会いいただいた州教育長官の関心を引き、州内でトップ4の学校としてランク付けされました。
このような評価は通常、公立学校のみに与えられるものです。
結果、州当局からは教室用の40台のベンチ、セメント、木材、トタンなどの支援をいただきました。
これらの資源と先生からの援助を活用して、HEIWA学園の新校舎6号館を建設することができましたが、こうして教職員の努力が報われたことを深く感謝しています。
生徒たちの学びへの意欲は高く、教師たちは質の高い教育を提供するために変わらず献身的です。
最近の保護者会でも多くの励ましを得、学園の継続的な成功に向けた希望が高まりました。
次回のご報告では、養魚池プロジェクトの進捗状況と、新たに設立された栄養センターについて詳しくお知らせします。
このセンターは、以前の養鶏プロジェクトに代わるものとして、亡くなられた先生のお母様のお名前を冠して設立されたものです。
これはインフラ改善と地域住民の自立のための、私たちの継続的な取り組みを象徴しています。
現在、年末までの給与支払いのための資金を確保しなければなりません。
献身的な教職員に感謝を表し、彼らが米、鶏肉、油、トマトなどの必需品を購入し、クリスマスの季節を共に祝うためにどうしても必要なものです。
先生はじめ、敬虔なすべての生徒の皆さまに、温かいご挨拶をお伝えください。
HEIWA学園とその使命に対する皆さま方の揺るぎないご支援に心から感謝申し上げるとともに、全ての栄光を主にお捧げいたします。

心よりの感謝を込めて、
シスター・フランチェスカ・マデソ・ヨヨ』


今回のチャリティオークションには、神々のご像やお写真を出品します。
本来、オークションの雰囲気にはあまりなじまないものかもしれませんが、それぞれに思い入れのある逸品も、いつかどこかでは私の手を離れることになります。
であれば創立20周年のこの機会に皆さまにお持ちいただき、さらに大きな幸運をもたらし続けていただくとともに、アフリカの子どもたちのために役立たせていただきたいと思いました。